院長ブログ🐷保護猫の右眼球摘出手術🐱👀

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角膜のオペ

 

こんにちは、くれよん動物病院の獣医師 牧野です。

今日は、先週当院で行った手術についてお話しします。
皆さんの大切な家族である動物たちが健康でいられるよう、少しでも参考になればと思います。

■今日の手術の概要
今日、当院では保護猫さんの右眼球摘出手術を行いました。
手術を決断するに至った理由は、外傷により猫さんの角膜が割け、
眼球の内容物が眼球外に出てしまったためです。
このような場合、眼球の回復は難しく、動物の生活の質(QOL)を考慮し
て摘出を選択することが最善の方法となります。

■手術の難しさ
今回の手術で特に注意を払ったのは、眼球の周囲に存在する血管です。
眼球周りにはたくさんの血管が集まっているため、摘出の際には出血を最小限に抑えながら慎重に進める必要がありました。
出血の管理に最大限の注意を払いながら無事に手術を終えることができました。

■術後のケア
術後は通常、1~2泊の入院が必要です。今回の保護猫さんも、入院中に経過をしっかり観察していきます。
また、退院後は、引き続き経過を確認するために1週間後に再診に来てもらう予定です。

■最後に
眼球を摘出するというのは、決して軽い決断ではありません。
猫さんが痛みを感じ続けることなく、これからの生活を快適に過ごすための選択でした。
手術後の経過が順調であれば、片目でも今までと変わらず元気に動き回れるようになります。

大切な家族であるペットに異変を感じたときは、早めの受診が重要です。
少しでも「おかしいな」と感じたら、ぜひご相談ください。

これからも、飼い主さんと動物たちが笑顔で過ごせるよう
精一杯サポートしていきますので宜しくお願いいたします☺️

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↓以下は手術の画像ですので苦手な方は上に戻ってくださいね。

猫の右眼球摘出手術

 

 

 

 

 

 

 

↑術前

 

猫の右眼球摘出手術

 

 

 

 

 

 

 

↑摘出中

 

猫の右眼球摘出手術

 

 

 

 

 

 

↑術後

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